
マルチタイムフレームはいろいろな時間足を見ながらチャートを分析するという考え方のことで、
FXのレベルを問わずあらゆるトレーダーが絶対に身につけなければならない必須スキルですが、
いかんせんわかりづらいんですよね。
なんとなく内容を知ることはできても、
テクニカル分析にどう盛り込めばいいのかなかなかイメージしづらいと思います。
そこでこの記事ではマルチタイムフレームを取り入れたテクニカル分析を紹介しようと思います。
いわゆる手法と呼ばれるものです。
学習の順序は逆になってしまいますが、
こういった小難しいものは一定のパターンに従って繰り返し練習したほうが覚えも早いです。
習うように慣れろということですね。
簡単に紹介すると、まずマルチタイムフレームの全体像をざっくりと知っていただきます。
その後マルチタイムフレームをどのように役立てればいいのか、
その考え方を学んでいただいてからリアルのFX取引で使える鉄板のFX手法を紹介します。
最後にmt4チャートの操作方法やインジケーターの設定についても触れていますので、
そちらも参考にしていただければと思います。
ぜひこの記事を通じていマルチタイムフレームを体感していってください。
では今回も張り切って参りましょう。
マルチタイムフレームとは?
マルチタイムフレームとはその言葉通り様々な時間枠を見るという概念になります。
これは何かを調べているとき対象物を拡大縮小しながら観察するのと同じ考え方です。
例えば地図を見て目的地までの道順を調べているとき、
まずは広い視野で地図を見て全体感を把握した後、
少しずつ拡大しながら具体的な道順や周辺の環境を詳細に頭の中でイメージしますよね。
これがまさにマルチタイムフレームの考え方なのです。
長期足を見て大まかな方向性を確認した後、
中期足から詳細な状況判断をしてこれからの取引に戦略を練り、
短期足で最終的なエントリー判断を下します。
いかがでしょう?
マルチタイムフレームという難しそうな名前ではありますがやっていることは難しくありません。
地図を拡大縮小するのと同じ要領で時間足を拡大縮小して大雑把な見立てから徐々に具体的な戦略へと落とし込んでいく、
これがマルチタイムフレーム分析です。
ちなみにトレードスタイルは関係ありません。
見る時間足は違えど、チャートを拡大縮小して分析するという考え方はすべてのトレードスタイルに通じています。
どこで役立てるの?
FXは分析・注文・決済の3つに分けられその中でマルチタイムフレームが役に立つのは全部です。
チャートを分析しているとき、
どこで注文を出そうか考えているとき、
決済のタイミングをうかがっているとき、
そのすべてでマルチタイムフレームという考え方が役立ちます。
では具体的にどのように役立つのかが気になるところですがこれはトレーダーによって様々です。
そのため明確な正解はありません。
マルチタイムフレームの手法!
使用目的は中期的なトレンドを舞台にした順張りの成功率を高めるためです。
大まかな手順は
- 長期足で価格の大きな流れを確認する
- 中期足のトレンドで押し目戻り目を探す
- 短期足でエントリーの判断をする
これがを順張りの鉄板です。
実際のチャートに落とし込んで見るとまた少し違って見えるかもしれませんが、
考え方は地図の拡大縮小と同じです
視野を広げたり狭めたりしながら徐々に分析を進めていく。
これがマルチタイムフレーム分析なのです。
すべての時間足に同じインジケーターを表示させればいいのか、
それとも時間足ごとに別々の設定がいいのか、
好みもありますが上位足と下位足の状況付けをしやすくするために主軸の時間足のインジケーターを下位足にも表示させるというのが一般的ですね。
まとめ
今回はマルチタイムフレームについて紹介しました。
マルチタイムフレーム分析は fx では欠かせないスキルであると同時に、
初心者にとっては疑問にもなります。
少々高い壁ではありますが乗り越えることさえできれば、
景色がガラッと変わることは間違いありません。
この記事も参考にしていただきながらぜひバシバシ分析してみてください。
習うより慣れろです。